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Portugal/Algarve's Life(ポルトガル・アルガルブから)

ポルトガル・アルガルブ地方の町、Praia da luzでお菓子屋経営 & ときどき旅日記

苛性ソーダでもリッキドソープができた!!!

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ポルトガルに住むのとほぼ同時に石鹸を作り始めるようになって約5年。

きっかけは、たまたまこの地で園芸用品店のようなところで苛性ソーダが普通に売っていたこと。日本では薬局に行かないと買えないよね?

それ以前から漠然と石鹸作りに興味があった僕は「お~、これで石鹸が作れる!」

と、わざわざ石鹸作りの本を日本から送ってくれた友達の助力を得て、石鹸作りを始めたのです。

 

で、その石鹸作りの本には、固形石鹸だけでなく液体せっけんの作り方も載ってた。

材料での固形石鹸と液体石鹸の違いは、固形石鹸は苛性ソーダ使用、液体石鹸は苛性カリ使用。そして液体石鹸には無水エタノールも使用。

う~~~ん、ここには苛性ソーダはあっても苛性カリなるものはどこを探してもない。

試しに苛性ソーダと苛性カリはどう違うのか調べてみると、

苛性ソーダの正式名称は水酸化ナトリウム、苛性カリは水酸化カリウム

どちらも強いアルカリ性を示す。

幾つか調べた中にも苛性ソーダは固形石鹸を作るために、苛性カリは液体石鹸を作るために使われる、と書いてあった。

「やっぱり苛性カリがないと液体石鹸は作れないかぁ。」

と、まぁ半分諦めたのとそれから作り始めた固形石鹸が思いのほか気に入り、しばらくは液体石鹸まぁいいや、固形石鹸で満足してるしぃ、と思っていました。

 

ものは試し、苛性ソーダで液体石鹸を作ってみる

でも、興味は引きづったまま時は過ぎ、ある時思い立って誰かに売るために作るのではなし、固形石鹸を作る時と同じ苛性ソーダの量で液体石鹸作ってみようと思い立ち液体石鹸のレシピの苛性カリの部分だけ、自分で鹸化率を計算して苛性ソーダに変え作ってみました。 

 

そうしたら…

 

全然、普通にできちゃいました、液体石鹸!しかも簡単で早い。

固形石鹸は最低でも1ヶ月は待つ必要があるけど、液体石鹸は早ければ次の日にも完成。

何でどのレシピを見てもみんな一様に律儀に固形石鹸は苛性ソーダ、液体石鹸は苛性カリなんだろう。

 

鹸化のこと、および鹸化率に関してはここで詳しく説明されているのでどうぞ!

www.timeless-edition.com

 

そしてこれが液体石鹸のレシピです。

  • コーン油    200g
  • 苛性ソーダ   28g
  • 水       100g
  • 無水アルコール 70g

 材料はこれだけ。

*厳密には無水アルコールはアルコール分99%だけどここで手に入るアルコールは96%。水は本来精製水を使うことになっているけれど、いかに簡単に石鹸が出来るか、を目指したレシピなので普通に水道水を使用。全く問題ありません。

 

苛性ソーダは劇薬です。作業する場所(普通は台所)の換気は良く。

また必ずゴム手袋を着用しましょう。

 

 

1.苛性ソーダと水を別々の容器に計り、苛性ソーダに計った分量の水を入れ苛性ソーダを溶かします。

 出てくる蒸気を吸わないように!

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2.油を計り湯煎にかけます。

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3.油を湯煎で温めている間にアルコールを計ります。

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火気厳禁!火のそばで計量しないように!!

 

4.湯煎の油が60℃くらいまで熱くなったらそこに湯煎にかけたままの状態で苛性ソーダ溶液を加えます。

*初めに油の温度を上げるのは、この後85℃まで温度を上げるのですがその時間を短縮するためです。厳密に60℃でなくても大丈夫です。

油が常温のまま、あるいはまだ冷たい状態で苛性ソーダ溶液を加えるとそこから85℃まで上げるのにかなり時間がかかってしまいます。

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 苛性ソーダ溶液を入れると油がヤクルトのように白く濁ります。

これをゆっくりかき混ぜながら85℃まで温度を上げます。

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85度まで温度が上がるころには油の中に何か不純物のようなものが出てきます。

 

5.85度まで温めたら火を止め(重要)、湯煎にかけたままの状態で計量したアルコールを加えます。

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不純物のように浮いていたものがすぐに消え、液が透明になります。

暫く混ぜていると、このように泡が出てきます。

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更に混ぜていくと徐々に泡立ちが大きくなり吹いてきます。

吹きこぼれそうになったら混ぜるのを止め、泡立ちが収まるのを待ちます。

 

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徐々に液体がジェル状に変化しています。

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泡立ちが収まり、完全にジェル化した状態。

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7.密封容器に移しクーラーボックスや発泡スチロールの容器に熱いお湯を入れた別の容器と一緒に入れ、一晩保温。

計量からここまでの作業でかかる時間は20~30分ほど。

 

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これが液体石鹸の素。

この状態で一年ほど保存が効くそうです。僕はまだそこまで保存したことがないので分からないけれども。

 

8.この液体石鹸の素を必要に応じて水で希釈します。

液体石鹸の素1:水2 (液体石鹸の素100gなら水200g)

時々かき混ぜながら1日経つとほぼ溶けます。僕は大きめの蓋のあるガラスの瓶に入れ、シェイクして溶かしてます。

この時に濃すぎるようなら少しづつ水を足していきます。濃さは好みで。

何度か作っていると液体石鹸の素に対してどれだけの水を入れればいいか分かってきます。

  

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また、もし香り付けをしたい場合は、この中に好みのエッセンシャルオイル入れて。

僕はあくまでシンプルに何も添加せずに使ってます。

 

 

 

使用感はとてもさっぱり、泡立ちすっきり。いくら使っても手が荒れません。荒れるどころか逆に潤ってきます。

 

これは一番安い油で作っている掃除用液体石鹸。これ一つで食器洗いもお風呂掃除、犬のシャンプー、ついでに洗車もしてます。

 

このレシピを基本に好きなオイルを使って鹸化率を計算して作れば、いくらでも自分の好みの石鹸が作ることができます。

是非お試しあれ!

 

 

 

 

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