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Portugal/Algarve's Life(ポルトガル・アルガルブから)

ポルトガル・アルガルブ地方の町、Praia da luzでお菓子屋経営 & ときどき旅日記

アルガルブの高級スーパーマーケット、APOLÓNIA(アポロニア)

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ここアルガルブに住むポルトガル人の多くはとてもつましい暮らしをしている。

法律で定められている最低賃金もヨーロッパの主要国と比較しても低い方なので贅沢な暮らしはできない。

それはいいのだが、ここに移住している大多数の他のヨーロッパの国のリタイア組たち(イギリス人、ドイツ人、オランダ人、最近はフランス人も増えつつある)は自国の年金をもらいながらここで生活している。

あるいは、現役組がここにセカンドハウスを購入し、夏休みや冬休み、あるいは祭日・祝日と週末がうまく繋がった時などを利用して、年に何度となく自国とポルトガルを往復している。

そういう彼らにとってポルトガルは物価の安い安全で暖かい国。

早くからこのアルガルブに目をつけたイギリス人はたくさんのゴルフコースを造り、高級住宅街も点在している。

今でこそ見慣れてしまったけれど、ここに住み始めた当初はつましい生活をするポルトガル人が住むエリアと彼らお金を持っている外国人が住むエリアのあまりの違いにショックを受けたものである。

場所によっては「いつの間にか国境を越えたのか?」と思ってしまうほどである。

こう思ってしまうのは、日本では(少なくとも自分が生まれ育った土地では)ここまで露骨に貧富の差が見えるようなことがなかったから、だと思う。

そしてその富裕層に焦点を当てたスーパー、それが上写真のAPOLÓNIA(アポロニア)

日本ならイトーヨーカドージャスコに対してさしずめ紀ノ国屋と言ったところだろうか。

現在、アルガルブの西側に3店舗展開している。店づくりはもちろん、扱っている商品もハイレベル。

チーズはもちろん、フランスの主要なものからイタリアのパルメザンやモッツァレッラ、1,000ユーロ(12万円弱)もするスペイン黒豚のハム。ワインはもちろん日本の酒、肉コーナーには和牛まで。しっかり"Wagyu"と表示されて。

醤油は今時どこで見ても珍しくもなくなったが、ここにはブルドックとんかつソースも置いてある。そしてなんとS&Bのゴールデンカレーのルーまで売っている。

 

一体、誰が買うんだろう???

 

僕はブルドックとんかつソースやゴールデンカレーがどういうものでどうやって使うのかも知っているが、ここに住んでいるポルトガル人やイギリス人の大多数がこれが何であるか知っているとは思われない、そんな需要がこの地にあるとは思われない。日本食が流行ってきているとは言っても、ここではまだ日本食=寿司のレベルなのである。

これを売って利益が出るほどに日本人がいるわけでもない(或いは僕が知らないだけで実は相当数の日本人がいるのか?)。

これらがここで買えると知った僕は嬉しい限りだが、このアポロニアでは誰が商品開発担当をしているのだろう、とちょっと知ってみたい気持ちになる。

そしてここでもまた、日頃いかにポルトガル人が質素な生活をしているのかを思うと、その差に何とも不思議な気持ちになるのである。

 

 

 

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