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Portugal/Algarve's Life(ポルトガル・アルガルブから)

ポルトガル・アルガルブ地方の町、Praia da luzでお菓子屋経営 & ときどき旅日記

Parador・Santo estevo(パラドール・サントエステーボ)

今回は、少し前に行ったParador・Santo Estevo (サントエステーボ)を紹介します。

 

思えば、初めてパラドールというスペインのホテルの存在を知ったのはおよそ10年まえ。当時、フランスから車でポルトガルまで行くのにスペインを縦断したのが僕にとって初めてのスペインで(ポルトガルも初めてだった)、その時は自由になる時間がかなりあったこともあり、泊る場所も何も決めずに大体の行程だけを決め、フランス人の友人と一緒に出発したのでした。当時はスペインには全く興味がなかったのです。

ちょうどマドリッドを過ぎたあたりで夜遅くなり、適当に高速道路わきに見つけた簡易ホテルで休むことに決めたのでした。が、これが間違いの素

そのホテルは、入った瞬間からいかにも場末の冷えた煙草の匂いのする、そしてテレビが大音量で点いている、アメリカのロードムービーで出てくるような生き連れの女と泊まるモーテルのような雰囲気満載だったのです。

それでも休みたかったのでお金を払い薄暗いもうすぐ切れそうな電球で照らされた廊下の先にあった部屋に入ると、壁の洋服をかける棚の扉は半分落ち、ハンガーは変形して使い物にならず、シャワー室の扉を開けるやいなや排水溝の臭いが充満していて扉をすぐ閉めることに。シーツにはタバコで焦げた跡があり、それでも奇跡的にベッドはきれいだったので何とか寝ることに。

外からは相変わらずテレビの音や他の客の声が聞こえ、結局寝つけず2時間も経たないうちにホテルを出ることに。真夜中過ぎにホテルに到着し、朝3時にもならないうちに出発しました。

  

これが、僕の初めてのスペインでのホテル経験だったのです。当然のことながら僕のスペインへのイメージはがた落ちポルトガルからの帰りにはたとえどんなに疲れてもスペインでは泊らない、と僕が宣言したら一緒にいたフランス人が知っていたのがパラドールだったのです。

「しょうがない、帰りはどこかのパラドールに泊まろう。」

こうして初めて泊ったパラドールがCáseres(カセレスでした。

www.parador.es

僕が満足したのは言うまでもありません。一緒に行ったフランス人、何故初めからパラドールのことを話さなかったのだ。

それ以来、スペインに行ったらパラドール、ということになったのです。 

 

そしてそれからいくつかのパラドールを利用したけれど(大した数、行ってないけど)その中で立地条件、内装、インパクト、食事など全てにおいて一押しのパラドール、それが今回紹介する、この Santo Estevo のパラドールです。

www.parador.es

恐らく、日本のスペインツアーではサンティアーゴ・デ・コンポステラのパラドールは良く知られていると思うけれど、そこからおよそ130km南東に行ったところにあるのが、この Santo Estevo(サント・エステーボ)のパラドールです。

www.parador.es

サンティアーゴのパラドールには行ったことがないのでそことの比較はできないけれど、この Santo Estevo のパラドール、まず辿り着くまでが容易じゃありません。

もちろんGPSを使って行ったけれど、初めて行った時は夜だったこともあり、周りの風景が全く見えずGPSの指示通りに行けども行けども着かず、いい加減、道を間違えたんだ、GPSに目的地を間違えて入れたんだ、などと思い始めた頃に到着しました、パラドール。

f:id:Santos-pt:20170217221810j:plain 到着したのは夜だったのでこれは翌日撮った写真です。大自然の中に突然現れるパラドール。インパクト十分です。

6世紀に造られた修道院を改装したのがこのパラドールです。

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 入口も立派です。

駐車場はこの入口の周り、そして地下駐車場があります。いずれも無料で利用できます。

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入口の横には墓地と教会がありました。

考えてみれば、入口に墓地があるホテルというのもあまり見かけないような…

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この修道院はかなりの規模で回廊が3つもあります。

入口を入り、レセプションから見える景色はなかなかのものです。

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 敷地内はもちろん全部きれいに改装されているけれど、全部をホテルとして使っているわけではなさそう。

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このホテルの素晴らしいところは、6世紀の修道院というとても古い建物の中に近代的な設計を加え、それが見事に成功しているところです。

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部屋の写真。このパラドールは2004年と比較的新しいパラドールなので部屋の内装もどちらかというと今風できれいです。

利用しなかったけれど、このパラドールにはスパも併設されています。

しかし、このパラドールのハイライト(と僕は思っている)は何と言ってもホテルのレストラン。

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勝手な想像だけれど、恐らくもともと厩舎か何かだったところを4階分くらい天井を取り除き完全にオープンスペースにした食堂。

この吹き抜けの空間の最上階に入口があります。

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天井・最上階からレストラン全体を俯瞰できる位置から入り、このようなエスカレーターで降りて行きます。大げさではなく、このパラドールの内装設計を担当した人を称賛します、僕は。

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テーブルに座った位置から。アーチ型の高い天井が印象的です。ここでも6世紀の建物と近代建築が見事に融合しています。

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こんな人里離れたパラドールだからレストランの質は重要。味、ボリューム共に満点です。これまで訪れたパラドールの中でも上位ですよ。

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こちらは朝食用のレストランです。

パラドールの朝食はこれまでのパラドールを見る限り、どこでも共通でイベリコ黒豚のハムやトルティーリャをもれなく食べることができます。

 

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ホテルの周囲は完全に緑に囲まれているので、ここに連泊してトレッキングなどをするのもありだと思います。ここに行った当時はまだ犬を飼っていなかったけれどここも犬と一緒に来るには問題のないパラドールですね。

 *犬は車の中で寝ます。ホテル自体は動物禁止です。あしからず。

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この様な大自然の中です。夕日が格別にきれいでした。

このパラドールは不便な場所にあるため、近くの街からタクシーを使わないといけないようだけれど、普段、海外で運転はちょっと…という方も是非レンタカーで来ることをお薦めします。それだけの価値はありますよ。

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早朝、靄がかかりこんな景色に出会えるかも?!

またいつか戻って来たいパラドールの一つです。

                   

 

 

 

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